コウ

アクアマンのコウのネタバレレビュー・内容・結末

アクアマン(2018年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

DCエクステンデッド・ユニバース(DCEU)第6作目。

アトランティスの王となる事を拒んできた主人公アーサーが、故郷を救うため ”国の為ではなく皆の為に戦う” 事を選び、王より偉大な存在 ”英雄”アクアマンとなるまでの物語。

個人的にはこの”英雄”となるというところがポイントだと思っています。
今作のみでも十分楽しめると思いますが、前作でヒーロー達と共に戦った経験を経たアーサーだからこそ、この言葉に心動かされたのではないかと感じるからです。

それにしても、アクアマンの強さに説得力を感じさせるジェイソン・モモアの屈強さがすごい。

個人的に泣けたのが、再開したアトランナが夫トムはどうしているかとアーサーに尋ねるシーン。
「今でもあの桟橋にいるよ。毎朝。毎日。母さんを待ってる。」と答えるアーサーの声とともに映し出される、桟橋に立つトムの姿がもう切なくて泣けます。
そしてラストではアトランナが桟橋でトムを待っているのだから、また涙が…。

オームとの戦いの最終局面、アーサーがバルコから教わった技を繰り出すシーンも良かったですね。成長したアーサーを見つめるバルコの優しい眼差し… ウィレム・デフォー、最高。

美しい映像美で描かれるアトランティス王国と、ド派手なアクションシーンは見応えあり。
ジェームズ・ワン監督だけあってホラー要素を感じさせるシーンもあり、楽しめました。

気になる点が一点。
アーサーとメラが漁船に乗って海溝王国に向かう途中でトレンチに襲われるシーン。
船内にあった発炎筒で何とか難を逃れますが、その発炎筒が海中でも消えずに深海まで発炎し続けます。
あれは水中使用可能な軍用発炎筒?だとすれば港で奪った漁船にそれが大量にあるものなの?それとも海外の漁船では一般的なのか?
アンサーとしては ”二人の能力だから気にするな” というところでしょうが、気になって少し調べたものの、真相は分からずでした。笑
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