近年でアタリのDCヒーローの単独主演映画『ワンダーウーマン(2017年)』の凄まじい完成型を受けて本作の公開をだいぶ期待していたが結論から云うと魅せかたが陳腐で全然面白くない。CG映像に頼りすぎだし狭い画角内で繰り広げられる潜水艦描写や画面上でゴチャゴチャ何が行われているのか交通整備の仕方が非常に酷すぎた。細部のキャラに至ってもほぼ同世界の住人たちが何か殻をはみ出してDC世界をかき回すような野蛮さが皆無なためひと昔前の古臭い陳腐なB級映画をずっと観てる感覚でした。
のっけの灯台の岬が映し出され後々にアクアマンが潜水艦に侵入して暴れまくるくだりが本編のピーク。それ以降は一応はアクアマンの少年期の起源が水族館のエピソードを交えて描かれるがぜんぶ既視感でしかなかった。ぶっちゃけ云えば肝心の映像も然程楽しめなかったので俺の中でこの作品はなかった事にしたいホド駄作でした。期待しただけにゴリゴリの世界観描写や戦闘シーンが展開され全然楽しめなかった。ぶっちぎりDC映画史上で駄作です。
