よっCー

アクアマンのよっCーのネタバレレビュー・内容・結末

アクアマン(2018年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

DCがついにやってくれた!!
SFアクション映画として完璧に近い出来だと思った。

ストーリーは至ってベタなアメコミヒーローもので展開も予想は出来てしまう。ただド派手で美しい水中アクションとしっかりとした世界観の作り込みが素晴らしくグッと引き込まれた。マーベルのマイティーソーに設定や展開がよく似ているが、キャラクターや舞台となる世界の魅力はアクアマンが圧倒的に勝っている。

こういったSFアクションものは設定を観客に理解してもらうプロセスがとても難しいが、このアクアマンに関してはかなり上手く作っていたように思う。いくつかの海中の国が出てきて舞台が移り変わるのに、それぞれの国やキャラクターがしっかりと理解できて魅力も感じた。
また、アクションシーンがとてもよかった。マシューヴォーンっぽいテンポ感のあるカメラワークでやたらと多い格闘シーンも退屈せずに楽しませてくれたように思う。

DCは暗くて地味とずっと言われてきたが、よく考えればマーベルは今アベンジャーズ終結に向けてやたら暗いストーリーになっていて、アメコミファンの中で「王道」を求めている部分があったのかもしれない。そういった意味ではベストタイミングで力の入った作品を出してきたように思う。
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