群青

アクアマンの群青のレビュー・感想・評価

アクアマン(2018年製作の映画)
3.4
2019年劇場鑑賞3作目
吹替で。



これね、観たんですよ。映画館で。ちゃんと。

しかし。始まって20分くらい。
消したはずと思っていた携帯から着信がひっきりなしに。
仕方がなく出たのが運の尽き。
緊急の用件で対応しなくてはならず、終わったと思って劇場に戻ったらラストバトルが終わったあとでした\(^o^)/(死語)

ということで全く内容が分からず、円盤が出るまで待つことに…


ということでみました!

ワイルドスピード スカイミッションで蓄えたアクションノウハウをふんだんに使った海洋冒険ロマン、その名もインシディアスジョーズシャークネードキングオブモンスターズパシフィックマイティアクアマン!


まあそんな感じで全部盛りです。もう全部。全部ですよ。
アクションの演出は長回しにスローに多用されてて、中でも個人的にジェームズ・ワンらしい、ワンイズムともいうべきなのは円運動です。
ワイルドスピードのラリアットからの敵を床に倒す敵の時計回りとか、今回なら冒頭のアトランタ王女の水平回転トライデントぶん回しとかはまさにワンイズム。円運動に合わせてカメラがぐるりと回るのは爽快。円運動ならぬワン運動。気持ちいいね。

海を戦闘機のようにマッハで泳ぐ海洋人の様子は、あれ、ジャスティス・リーグでステッペンウルフにボロ負けだったけどこれみんなでやれば勝てたんじゃね?というレベルのスーパーアクション。お前ら早すぎ笑

ストーリーはまあよくある王位継承とかあるアイテムをめぐる争奪戦だったり、義兄弟の確執とか。インディ・ジョーンズにパシフィック・リムにキング・オブ・モンスターズでホント全部盛りですよ。
よくある話だからとくに小難しいことはないし。CGもこれはCGです、というのは開き直ったような豪華絢爛さ。アトランティスの金銀やらオーム王子の金ピカの鎧。白も真っ白で苔一つありません笑
うん、こういう開き直りも大事笑

途中サハラ砂漠が出てくるんだけど、何故かマシュー・マコノヒー主演のサハラが唐突にフラッシュバックしてしまった笑


アクションは良かっただけにキャラクターがちょっと物足りない。
明確な敵とは別にライバル的な存在でブラックマンタっていうのが出てくるんだけどデザインは初期東宝特撮のモゲラのような新しいようでダサいデザインが好きだったけどキャラが好きじゃない。
コイツの動機は復讐なんだけどもともとお前海賊だったし、その復讐は因果応報で全く共感出来ないし、アクアマンもやっぱりおれのせいだって反省してたけど、いや、相手悪人だし逆恨みみたいなもんよって心の中でフォローしてあげました笑


あと、ストーリー展開の文句だけど、登場人物が会話してる途中にいきなり敵の襲撃が来て味方がみんな吹っ飛ぶ、という展開がマジで4,5回ある。

冒頭の灯台の家①
オーム王子とネレウス王の集会②
難破船の中での秘密の会話③
シチリア島④
トレンチ襲来⑤

うん。5回はあるわ笑
この襲撃の度にまたかよ、芸がねえ!と思いました笑


まあでもトレンチの演出とかインシディアスだったし、終盤の戦争とかまじパシフィック・リムでキング・オブ・モンスターズだったし、マイティ・ソーでブラックパンサーだったから文句言っても楽しめたのに変わりはねえ。


あぁ、あと地味に灯台の回想シーンで自分の好きなバンドSigur Rósの曲が使われていたのは良かったです。
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