ゆきえ

バットキッド・ビギンズのゆきえのレビュー・感想・評価

バットキッド・ビギンズ(2015年製作の映画)
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「自分にも他人にも見せないけど
誰しもが本当は優しいの」

白血病を患っているマイルズくんの夢は
“バットマンになること”
コスプレではなく本物のバットマンになること。

彼の夢を叶えるべく
難病を抱える子の夢を叶える団体、
「メイクアウィッシュ」が
サンフランシスコをゴッサムシティに仕立て、バットマンがマイルズくんをバットキッドに任命しヒーローになる計画を立てる。
その感動的なニュースを知った世界の人々が
注目し、予想以上の群衆が集まってしまうことが懸念された。
計画を最高の物にするため、
安全を守るために様々な分野のスペシャリストが協力し出す。

日本でも「あなたの夢を叶えます」って番組があったけどスケールが違う…!
アメリカンドリーム恐るべし!
少年の夢のために奮闘する大人達や
マイルズくんの笑顔に終始感動😭
バットマンの正体を察した時とか
表情は映っていなかったけれど
心情を想像するだけで愛おしくて仕方ない。

マイルズくんに衣装を提供してくれた
親子の会話も大感動だった。
なんて素敵な男の子なんだ😭😭😭

前日にリハーサルになるようにと
サーカスの訓練をする施設に行くのですが、
リハーサルだけが目的ではなく
ヒーローは本当は普通の人で
毎日努力して訓練していると言うことを伝えたかったと。最高。
その為にヒーローの格好をさせた人と
普通の練習着の人を用意すると言う細やかな配慮。

ただ子供を楽しませるだけでなく
今後の人生の活力になるよう
それこそ“夢”を与える計画だった。

夢を与えられたのは
マイルズくんだけでなく
立ち会った全ての人だったに違いない。
誰かの夢を叶える手伝いが出来たこと。
その喜びを分かち合えたこと。

この出来事の後に
ボランティアに参加する人が増えたと言うのがまた素晴らしい。
夢と人の善意を感じられる素敵なドキュメンタリーだった。

そして、バットマンが前より好きになった。
ゆきえ

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