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この世界の片隅にのPOPCORNのレビュー・感想・評価

この世界の片隅に(2016年製作の映画)
4.3
心が洗われる…
そんな涙を流すことが出来ました。

戦時中という時代を生きた人々の悲しみ、憂い、苦労、葛藤、貧しさ、そして戦争の脅威と落としていった強烈な傷跡。
「君の名は」も確かに良いけれども、若人たちよ、こちらの方が学ばないといけないものが沢山ある様な気がします。

主人公すずの芯は強いが、おっとりとした性格の女性。そんな彼女は精一杯、夫を愛し、家族を愛し、厳しい時代を自分の運命とも正面から対峙しながら、生き抜く姿勢に、自分自身の心をデトックスされた気分です。忙しさのあまり、どこかにこんな気持ちを忘れていたし、少しは取り戻せた様にも思えました。

家族皆で笑えるそんな日常のどれだけ幸福なことか。今に生きる1人として、今作は次に繋ぎたいと心から思います。

心、心と何度出てきています。
心で感じて頂きたい。
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