話の前半、辛い中でも、楽しい日常が、描かれ、後半に、入っていく内に、その日常が、戦争によって、壊されていき、命を落としていく。戦争の残酷さが、悲しみを、誘う。この時代の、日常。辛いはずなのに、どこか…
>>続きを読む呉の戦争のくらしの話。
ほのぼのした雰囲気で展開しているため、余計に心にくる。
配給が少ないため増やすためにいもを入れたり、水を多めに炊いたり、戦争で知り合いを亡くしたり、いつまでも帰りを待ち続け…
戦争映画とは言っても、残酷な戦争シーンは少なく、戦時中の日常がひたすら描かれている。それも、悲しい出来事ばかりではなく、悲しい出来事を経験しながらも幸せに生きる、生きようとする人々が描かれている。…
>>続きを読む今までも戦争という歴史はもちろん知っていたし凄惨さも悲しさも分かったつもりでいたけれど、本当に過酷な日々であったことを痛感した。
日常を戦争が少しずつ蝕んでいき満足な食事も休養も、はるみも右手も笑…
自分にとっての大事な人や故郷や住んでいる場所が戦火に燃やされたとしても生活を続けるしかない残酷さを思い知る。学校では戦争に関する勉強をして、日常では爆弾を落とされることが当たり前で、身近な人はあっけ…
>>続きを読む(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会