こういうアニメが観たかった…！
小さな頃にショーで見た魔女、シャイニィシャリオに憧れて名門魔女学校に入学したアッコ。でも未だに箒にも乗れず失敗ばかり繰り返していた。ある日しびれを切らした校長は、劣等生に魔女狩りを再現するパレードに出る事を命令する。アッコはそのパレードをダサいと一蹴し、ハッピータイム計画と銘打って楽しいパレードを計画するが…。
僕が大好きなアニメ、パンティ＆ストッキング、そしてキルラキルのスタッフが制作したアニメーション。相変わらずキャラクターの表情は豊かで、アニメならではのダイナミックな動きは観ていて圧巻。期待以上に面白かった！
前作、リトルウィッチアカデミアと二本立てで鑑賞。見応えたっぷりでした。キャラクター一人一人の個性がきちんと生きている上にめまぐるしく動いてくれるので、飽きが来ない。この世に生きていないものを一から創造して動かすことで生きているように見せるという、アニメーションの基本でありながら困難な壁に真っ向勝負を仕掛けているようで気持ちがいい。
ストーリーは実に王道。劣等生が、努力と運と友情で困難を乗り越えるだけ。でも泣きそうになる。ストーリーをひねっただけで名作と呼ばれるアニメがないように、アニメで最も必要なものは画作りだと思う。アニメでしか観れない何かを僕達はアニメに求めている。それがこのアニメにはあった。だから感動したのかもしれない。
国産アニメの最高峰がジブリ、その次にスタジオ地図が来るとしたら、僕は次にtriggerを挙げたい。若干作画の荒が立つところはあったけど、ずっと観ていたいアニメでした。
