主人公家族4人だけでなく、関わり合う登場人物たちもそれぞれ家族としての苦悩を抱えていて、
それを双葉からもらった愛を受けて、それぞれの形で解消しようとしていた。
手話やピラミッド、みんなの愛を感じ、泣ける箇所があったものの、ラストはシンプルに肯定できなくてもやもやしてしまった。
安澄が「絶対お母ちゃんをひとりぼっちになんかしないよ」という言葉をちゃんと有言実行していること自体は良かったし、タイトルの意味がこういう形で回収されるとは想像もつかなかった。
宮沢りえも杉咲花も流石の演技だったけど、鮎子ちゃん役の子にもびっくりした。
エンドロールで流れるきのこ帝国の「愛のゆくえ」も良い。