シロスケ

湯を沸かすほどの熱い愛のシロスケのレビュー・感想・評価

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
3.4
双葉さんは愛に溢れているけど、激情型というか、短絡的なころもあり、確かに熱い愛という表現が似合う。先が短いのでそうするしかない部分もあるかもしれないけどもともとが割と直情型の人なんだと思う。

双葉さんの生い立ちはわかったけど、じゃあ熱い愛から一番遠ざけられて成長した人が、どんな過程でこんな人になったのかの部分は描かれておらず。まさか死期がわかったのだけが原因ではないだろう。

人は自分の死に様を選べないことが常だけど、癌死に関しては比較的元気な状態での猶予期間が残されている場合があり、最期の身仕度ができるので、脳卒中と比べると、癌で死ぬのも悪くないと思っている。
死に直面して変わる人生もあるだろうけれど、それはゴールが見えてラストスパートをかけるようなもの。死に直面せずとも同じようなテンションで生き続けるほうがすごいことだし、もっと輝くはずと思う。
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