生を全うするお話。
人生は人それぞれだし、生き方もそれぞれで死ぬのは簡単でただ生きているのもぶっちゃけ簡単だ。
たが生を全うするという事は、これは非常に難しい。
例えば余命を宣告されたとして、自分は生を全う出来るのだろうか。たしかに現世（ここ）に存在していたという事を遺せるだろうか。夫に、娘に、自分と似た境遇の者に、お世話になった人に、親に。
タイトルの字体になるほどと思った作品は初めてだった。こだわりをひしひしと感じた。主題歌もよくこれを使ったね。
最後、ぐつぐつと沸き上がった感情と余韻をそのまま乗せて引き伸ばしてくれるギターサウンドはクセになる。
ぜひ、エンディング込みで。
やっぱりオダギリジョーはこういうの似合うね。
