ひいらぎ

顔のないヒトラーたちのひいらぎのレビュー・感想・評価

顔のないヒトラーたち(2014年製作の映画)
4.2
お父さんは犯罪者なのと子どもに聞かせるのか
皆ナチではなかったレジスタンスだったと答える

友情も愛も絆も疑念も憎悪も怒りも……すべてがうずまき明るくなりすぎず暗くなりすぎずバランスが良かった
"ナチ"という悪の存在を裁こうとするのかそれとも"ナチによる犯罪"という悪を裁こうとするのか訳が分からなくなるような様子から自己を見失わないようにというのは相当大変だったと思う。そんな姿や葛藤も描かれよかった
果たしてナチにいた人はすべてが悪なのか、傍観者としての協力者は悪なのか
ドイツ国内のナチに対しての態度が戦後20年経ってから変化した大きな一歩になったこのシーンを映画化されたのはとても良かったと思う

人々は都合よく生きる
過去と向き合うことの難しさと
ひいらぎ

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