原作は湯本香樹実の同名小説の🎬化です。
大好きだった父を交通事故で亡くした8歳の少女は失意の母親と新天地を求めて電車に乗る。
やがて田舎の駅でふらっと下車して大きなポプラの樹を目指して歩いて行く・・舞台は岐阜県飛騨高山です。
そしてそのポプラの樹があった古びた小さなアパートで母娘は住む事になる・・失意の中の母親そしてそんな母親を見詰める不安な娘。
やがて気難しそうな大家のお婆さんに病気がちな娘は母親の仕事中に面倒を見て貰う事もあり、ある時亡くなった天国の父親へ手紙を書く事をお婆さんに勧められ娘は心の中を書き始める・・そして閉ざしていた娘の心が開かれていく。
最後のお婆さんの葬儀の時に母親が亡くなった夫に書いた手紙を娘が読むシーンに胸が熱くなります・・父親の死の真実がそこで明かされる。
エンディングで流れる持田香織の『少しだけ』が心の中に沁みて来ます。