えそじま

美わしき歳月のえそじまのレビュー・感想・評価

美わしき歳月(1955年製作の映画)
4.4
みんな大好き花屋の看板娘、素直になれないやさぐれドラマー、正義感溢れる故に安定しない若き医者、家族の為に酷使される鉛工場員。
戦後の巨大な喪失感の中でアプレにもアヴァンギャルドにもなり損ね、現実に押し潰された戦中派青年達の織り成す青春群像が生き生きと活写されている。

善意が燻り先の見えない鬱屈とした閑散の大地に若者達の活力と希望が甘美なジャズを添えて花開く。

ラストがクッソ好き
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