サトモリサトル

美わしき歳月のサトモリサトルのレビュー・感想・評価

美わしき歳月(1955年製作の映画)
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ロケシーンが多くて当時の風景が沢山出てくるのが嬉しい。
映画は本当に風景遺産だなと思う。

戦後10年の東京で各々もがきながら生きる若者たちの群像劇。
メインは木村功と久我美子のカップルだけど何でジャケ写は佐田久我コンビなんだろう。

ラストは木村功が秋田に行くことになるんだけど、小津の「麦秋」を思い出した。
音楽も良くて何だかほろりとしてしまう。
同じ小林正樹監督の「この広い空のどこかに」を観た時にも思ったけど、明るく人生を生きていこうと思わせてくれる一作。