こういうヒーロー像も素敵ですね。
少年として大切なものを見つけ、そのために戦い、成長する。
ある日突然、スーパーヒーローの力を手に入れた少年の無邪気な行動。使命?誰かを守る?もちろんそんな大きな責任は負えない。
そんな彼の非日常をコミカルに描き、変身する呪文もシャザム!とキャッチーで楽しい。
シリアスな展開や逆転劇に向かう時でさえ、しっかりとシャザムがふざけ倒すので、世界観を徹底しているように見える反面、ヒーロー映画としてのカタルシスは欠けている印象であった。
ただなんとなくこの作風、以前に観たことがある。そう、ディズニーオリジナルドラマのような懐かしいコメディである。
という訳で、クリスマスとかに子供たちと一緒に観るヒーロー映画としてシャザム!はピッタリなのかもしれない。