じみー

隠密侍危機一発のじみーのレビュー・感想・評価

隠密侍危機一発(1965年製作の映画)
3.5
高遠藩の殿様が急逝、世継ぎが未定のこのままでは藩がお取り潰しになってしまうということで藩を二分してのお家騒動となり、江戸派の隠密侍丹波哲郎が国元へ送り込まれる。時間稼ぎのため、丹波哲郎はボンクラ侍たちを率いて、お姫様の藤純子を誘拐して立て篭もり。このあたり学生運動みがある。結局すべて幕府にバレるけど家老が切腹してなんとなくうやむやになり、丹波哲郎は忿懣やるかたなし。最後はトカゲの尻尾切りにあった旧友と決闘。

面白いけど、篭城戦とかちょっとずつ物足りない要素が多い。腰のひけたチャンバラをしていたボンクラ侍たちがガチの決死隊に成長していく感じがいいというか怖いというか。
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