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エリア51のSSDDのレビュー・感想・評価

エリア51(2015年製作の映画)
2.1
■概要
三人の若い男達はある晩にパーティに赴き、撮影しながら楽しんでいた。そんな中、突然軽いハプニングが起こる…。
その日を境に熱心にエリア51に侵入する手法を計画し、実行に移すのだった。

■感想(ネタバレなし)
パラノーマル・アクティビティでヒットしたことで"柳の下の二匹目のドジョウを狙う"同監督のPOVの一人称視点カメラの作品。

「必ず柳の下にドジョウがいるわけじゃあないんだぜッ?」と格言がジョジョ風に言う通り、POVホラー低予算だから当たると考えていたなら本作は低評価も頷ける。

というかそもそもパラノーマル・アクティブも全然怖くないし、刺さらなかったわたしには刺さるわけもなく…。

どうやってエリア51に侵入するかの事前準備までは面白く、それなりに説得力のある装置や装備、コネクションまでは良かった。それ以降はもうグダグダとやっていたのでいっそ1hに濃縮していれば面白かったかもしれない。

SF好きにも、ホラー好きにも物足りないとしか言えない。












■感想(ネタバレあり)
・宇宙船内
船内なのかなんなのかわからんが真っ白の中逃げ回るシーンはもはや意味不明。何も見えないし、突然人がスーッとバックして消えるシーンとかあまりにお粗末。
低予算なんで、で許されないこともあると知れ。

・エイリアン
なんで逃げ出したのかよくわからん。
侵入して誤って解放したシーンがあったのかもわからなかったが、戻して探すまでも興味はなかった。あと物理系なのか、サイコキネシス系なのかわからん。

・主人公
パーティで神隠しにあった伏線はなんだったのか。むしろ教える気というかそもそも、エリア51に行く動機を作ろうとしたんだろう、パーティで消える必然性はたぶん二つ。
1:主人公達の関係性や人格を理解させたいのでパーティ演出
2:パーティで盛り上がっているのに突然消えて無表情、無感情にすることで事件性の演出
わからないでもないが、それなら屋外でビヤポンでもしてる時にでもしろ。室内で一人だけ消えるのもわからんし、最後のキャトルミューティレーションシーンと整合性がない。

・総評
装備の熱源探知避け、アンモニア消し、電波妨害装置までは面白いがそもそも帰りはどうする気だったんだよとか荒だらけ。
低予算なのでエイリアンには期待しなかったが、不要な演出VFXもちょろちょろと挟んでいるのが萎えてしまう。
ヒットした作品の収入を元にもっと投資して作品を作る気はなかったのかなと残念な作品でした。
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