オカルト博士

野獣暁に死すのオカルト博士のレビュー・感想・評価

野獣暁に死す(1968年製作の映画)
4.1
仲代達矢が出演するマカロニウエスタンの傑作であります。

主人公は妻を殺された挙げ句、濡れ衣で5年間獄中に入っていました。獄中では復讐の鬼と化し ひたすら銃の訓練をしていました。 ついに出所した主人公は すぐに腕利きの男たちを集めました。
◇大男のオバニオン 怪力
◇現役のベテラン保安官ミルトン
◇賭博師のモラン ナイフ名人
◇女たらしのフォックス 頭がきれる
の4人なんですね。
このメンバーがなんか凄く良かったんです。 みんな仲良しで主人公に忠実な感じが~そして、復讐する相手が盗賊団のボスであるフェゴ-(仲代達矢)なんですね。この盗賊団は荒くれコマンチ族や犯罪者、脱獄兵の集まりで30人ぐらいの集団。30対5の戦いになります。 仲代達矢の悪役がなかなか凄い感じで これは充分マカロニの傑作でしょう。 聞いた話では当初、仲代達矢は主人公をやるはずだったけど、スケジュールの都合が合わず悪役をやったとか。 いや、これは悪役で良かったよ。悪役のボスなら体あまり動かさなくてもいいから~主人公には日本人では貧相過ぎるし、きつそう。
現にこの映画の撮影中に馬から落ちて骨折したらしいしね。
でも、面白いマカロニ西部劇でした。