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バカドロンのangryaoiのレビュー・感想・評価

バカドロン(2015年製作の映画)
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20代は怖いもの知らずだな、と勇気をもらえた。映画の内的、外的にも。

視覚的に笑えるキャラクターがたくさん出てきます。本当によく集めたな、ってぐらい、いい意味で、可愛いキャラは可愛くて、笑えるキャラは笑えて、ブスなキャラはブスで、ダメなやつはダメなやつ。それだけで大満足。
で、内面も基本的に社会から逸脱したオリジナルな価値観を持った人しか出てこないから、話が噛み合うのが浮世離れした空中になる。と言うより、大抵が結局は噛み合ってない。
要は、たとえば、リサイクル業者で家財を引き取りに行った家で盗みを働いたけど、その家主は怪しい宗教にハマってて勧誘されかける、とか、本来どっちかがまともだから成立する設定を、両方を異端で持ってくるような話展開が多い。

それは、ある意味、見下されてる主人公たちが更に危ない人を見下すという階層で、そのクズ連鎖が快感になりました。
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