かつて僕も合唱団でボーイソプラノをやっていました。演奏旅行で教会でソロを歌うなんてこともありました。そんな記憶が蘇って、懐かしさで胸が熱くなりつつ観てた103分。
しかも当時歌ってた「ほたるこい」(小倉朗作曲)が使われてて嬉しかった。ほんと楽しくていい曲なのでYouTubeで聞いてください。
とにかく天使の歌声に酔いしれる。でもその裏には主人公を含む少年達の少年らしい心があった。孤独、嫉妬、奢り、悔しさ。スパルタ先生から檄を飛ばされ切磋琢磨するその姿はスポ根ものにも近い。最後のハレルヤは圧巻です。
彼らがボーイソプラノとして輝けるのは一瞬。だけどその声を失ったら僕たちはどうなるのだろう?そんな不安に最後、先生がかける一言にも涙。てかすいません、かなり自分ごとで観てましたね。笑
そういえば声変わり直後って歌うのちょっと避けてたかなぁ…
音楽に限らず、自分に与えられたもの、そしてそれを側で支え守ってくれる誰かを大切にしたい、と改めて思える映画。観て良かったです。