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ミニー・ゲッツの秘密のCinemanのレビュー・感想・評価

ミニー・ゲッツの秘密(2015年製作の映画)
3.8
わー思いがけず、すごく良かった‼︎

ミニーがとにかく可愛い...
いわゆる少女の成長譚なんだけど、時代も相まって、20th century women女の子版という感じで見てた。

この時代の女性たち...フェミニズムは本当に今日の少女たちにとっても大事な歴史なんだなあ。

ミニーと母(クリステン・ウィグは、やっぱり役者としても力あるよね!)の関係がすごくいい。あれだけのことがあって、でも一切話さずに続いていくのがリアル。
20センチュリーウーマンでも思ったけど、
昔の人は大事なことこそ口にしないんだよね...。
狭い人間関係を巡る話なんだけど、そこに画家の存在が一本通ってて綺麗に繋がってるし、広がりが生まれてた。

元少女たちへ..というように女性は特にミニーの感じる感情のどこかは必ず感じたことがあるんじゃないかな。

単純なハリウッド式のガールズエンパワーではなくて、手触りや趣もあって、色々含めてミニーが成長していることが力強く感じられる作りだった。

モンロー(スカルスガルド長男は、この手の母性くすぐるクズ男、優男演じさせたら右に出るものないなー。説得力がある笑)の脆さや情けなさ、抜け目なさも1人の人間として描かれていて良かった。
モンローが泣きじゃくるところとミニーがダッシュするところの爽快感たるや!

そうだ、ミニー行け!!って思わずガッツポーズしちゃったよね笑

***
2度目に見返してて気づいたけど、パスカル役の方って、True Bloodシーズン5のヴァンパイア連盟のトップの方だよね??
、ということはスカルスガルドとはtrue bloodコンビの共演だったと。
時期的にも被ってるという笑

やっぱり2人とも、一癖ある色気のオーラを放てるかたなのですね。
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