虎舞羅ーコブラー

残穢 住んではいけない部屋の虎舞羅ーコブラーのレビュー・感想・評価

4.0
サスペンス・ホラー小説「残穢」を映像化したJホラー映画。

突然ですが私、実はそういう感があるのかたまに霊を見ます。小さい頃から見えていたそうで、今も、たまに見える事があるんです。
そんな私は、この映画を見て衝撃を受けた事があるのです。それは、“霊の描写のリアルさ”でした。霊がはっきりと映らず、黒いモヤの様に見える。それは、まさに私の見え方と一緒でした。そういう不吉な場所で見える“彼ら”を見ている様で、何故か引き込まれてしまいましたね…。

突然こういう話を持ち出してすみません。苦手な方がいらっしゃったら申し訳ないです…。🙇

ホラー要素強めというより、サスペンスやミステリー要素が強めに出ている印象でした。過去にあった事件を調べていく中で、次第に明らかになっていく怪現象。調べていく過程はロジカルで、まるで推理小説を読んでいるかのような錯覚に陥りました。そういう点では、原作小説の良さを引き出せているのではないでしょうか。
竹内結子さん主演。お悔やみ申し上げます…。結子さんの作品は初鑑賞ですが、これから彼女の作品を見ていきたい気持ちです。
ベテラン俳優陣が固めているので、結子さん含め皆さんの演技力が高いので、サスペンス要素も更に上質に仕上がっていると思います。

Jホラー作品の中でもロジックかつ上質な作品でした。