TOMMY

残穢 住んではいけない部屋のTOMMYのレビュー・感想・評価

3.5
『話しても、祟られる。聞いても、祟られる。』

小野不由美による第26回山本周五郎賞受賞の同名ホラー小説を「予告犯」「白ゆき姫殺人事件」の中村義洋監督により映画化。
小説家の「私」に、読者である女子大生の久保さんから届いた一通の手紙。「住んでいる部屋で奇妙な音がする」とい書かれたその手紙に、好奇心から「私」と久保さんが調査を開始する。そこで明らかとなったのは、その部屋の過去の住人たちが転居先で自殺や無理心中、殺人などさまざまな事件を引き起こしたという事実だった。彼らは、なぜその部屋ではなく、さまざまな別の場所で不幸に遭ったのか。「私」たちは、ある真相にたどり着き、さらなる事件に巻き込まれることとなる。

これぞジャパニーズホラー。ジワジワ怖い系ホラーとは聞いてたけど本当にその通り。ずーっとなんか嫌だなぁ。怖いなぁ。って感じが続く。でも怪奇現象を自ら調べていって、どんどん怪異が繋がっていく様は観ていて気持ちよかったし、テンポも良かった。でもジャパニーズホラーの傑作とまではいかない気がする。1番怖かったのはブランコ。あんな揺れる?あれ見たら一生トラウマ確定。幼いっていいね。

ひとつの怪異の原因には別の怪異があって、辿っていくと大元の原因にたどり着く。結局おかしいと思っていた人全員元からじゃなくて狂わされてたって訳。

ジャパニーズホラー特有の理不尽さ。最後に本領発揮。いやー不可抗力だと思うけど、穢れに触れちゃってんのよ。ご愁傷さま。
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