KotaroKinoshita

残穢 住んではいけない部屋のKotaroKinoshitaのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

音がコワい、写真がコワい、物語がコワい。では映画としてコワいのか?というと、やはり物足りなさが残る。「冒頭に登場する部屋が再登場、実はその奥にも部屋が・・・」というあたりは映画的だったけど、そこまで盛り上がらないし。
様々な怪異現象が同時に襲いかかる、呪い版アベンジャーズ!みたいなクライマックスも、もうちょいハデでよかったんじゃないか。

ただ、「登場人物の"語り"でじわりじわりと観客を追い詰めていく」というスタイルは、中村義洋のホラー復帰作としていかにも妥当だし、終盤にちゃんと"投稿映像"が出てくるので、往年の中村ファンには嬉しいかと。


演出0.7
人間0.7
驚き0.6
社会0.8
趣味0.7


演出=総合的な演出
人間=俳優および被写体の魅力
驚き=斬新さ、意外さ
社会=社会との距離感、倫理観
趣味=個人的な好き嫌いの印象