masaya

残穢 住んではいけない部屋のmasayaのレビュー・感想・評価

3.5
第29回
「ホラーに負けない会」
6回目の参加です

苦手なJホラーという事で、参加するかかなり迷ったけど、勇気を出してチャレンジしました。

『予告犯』や『呪いのビデオ』の中村義洋監督、竹内結子、橋本愛主演による、小野不由美の小説を映画化したミステリーホラー。
共演も佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一、成田凌と見事なキャスティング。


穢れ=不浄。汚れ。

アパートの部屋から不可解な音がするという、女子大生の久保さん(橋本愛)と小説家の私(竹内結子)が、その土地の残穢を探っていく…

かなりビビりながらの観賞だったけど、正直、全然怖くなくて拍子抜け😆💦
ただ、僕自身がミステリー好きというのもあるけど、映画としてはかなり面白かった。
竹内結子さんのナレーションも、声に説得力がありとても良かった。

少し残念だったのは"音"。
あの擦れる"音のテンポ"が明らかに違う。
例えで言うと、"ホウキで掃く音"と"ブランコが揺れる音"はテンポが違うでしょう?

一人暮らしの"音"なんて、いくらだって怖く演出出来る要素なのに。

他にも"怪異"の表現やカメラワークなど、勿体ないなぁと思うところが散見されたけど、謎を解き明かしていくシナリオ自体がとても面白く、演者さんのパワーも相まって、最後まで楽しんで観れた。

これは小説の方が面白いのかもしれない。
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