友人とひさびさのウォッチパーティ開催。
2本目はちょっと趣向を変えてガチガチのジャパニーズ・ホラー作品へ。
✏️穢れ
「無宗教」の人びとが多い日本人だけれども、”土着信仰”はたぶんどの国よりも強いんじゃないかな…
そんな意味での”日本らしい”テイストを持った作品。
物語は、建築デザインを学ぶ女子大生・久保が住むマンションの一室にて起こる怪現象から始まる。
久保が自身が考案したデザインをまとめるためPCに向かっていると、隣の部屋から聞こえる「床を掃くような音」。
この音の正体は何なのか---。
そんな小さな心の引っかかりが、その土地に潜む思わぬ真実を暴くことになる。
グロテスクな描写やジャンプスケアはほとんど存在せず、どちらかというと先に書いた「謎の音の正体」を突き止めんとする人物たちの活動を追ったミステリ的な色合いの方が強い。
そんなもんで、劇中にて発覚する出来事(主に過去の事件)と人物名を脳内で常に整理しアップデートしておかないと、あっという間に物語に置いていかれる。
そう、置いていかれたのがワタクシです。
友人とウォッチパーティを開きながら、かつ若干お酒が入っていたこともあって、途中から物語の大筋を見失うこともしばしば。
友人の気づきや解説があって助かった。
しかしそれを差し置いても、個人的にはホラー作品として少しパンチが足りないかな…
その土地に根付く「穢れ」を扱った点は良かったけど。
☑️まとめ
どうやら本作には原作があるようなので、映像よりもむしろ活字でじっくりと物語を咀嚼し、吟味してみたいと思った作品。
テーマ自体はとても良いので。
あと物語には全く関係ないけど、出演キャストがかなり豪華。
竹内結子に滝藤賢一といった実力派はもちろん、橋本愛、成田凌、坂口健太郎など今の日本の映像界を引っ張ることになる俳優陣の初々しい姿を拝めるのは貴重。
<作品スコア>
😂笑 い:★★★☆☆
😲驚 き:★★★☆☆
🥲感 動:★★★☆☆
📖物 語:★★★☆☆
🏃♂️テンポ:★★★☆☆
🎬2023年鑑賞数:17(4)
※カッコ内は劇場鑑賞数