デジモンが大好きだからこそ、なんか色々と悔しい出来だった。
絵柄の変更はそこまで気になりません。もっとカッコいいし可愛いだろ！と選ばれし子供たちに思うことはあるけど、素朴な雰囲気を出したいのかなと思えば割り切れます。カブテリモンはガリガリのフォルムが良かったけど。
問題は「制作サイドがデジモン好きなのかな？」と見ていて思ってしまったこと。
太一の葛藤、歳を重ねたからこそのヤマトとの衝突など、成長した彼らを見たかった自分には良かった点。
でもさ、ファンは彼らの成長と同じくらい再会や進化の演出を見たいんだよ！！！
まず再会。アグモンと太一こそ少し感動的な感じにしてたけど、太一ドライすぎない？もっと興奮しないか！？まあでもいいさ。その瞬間に立ち会えたから。ただ他のペアの再会も見せてよ！？あんな横並びで久しぶりってなに！？！？一作目なんだしそこを贅沢に使ってよ…デジモンにとって友情はものすごい大切なテーマじゃん……
大好きなゴマモンがじょうのところに一人で行ったのは可愛すぎてよかった。
次に進化の演出。成熟期の進化はもちろん素晴らしい。映像が綺麗になり、背景が黒から白に変われど、シンプルという良さを保ってて正統派なバージョンアップでした。…なんですが、なぜ超進化やワープ進化はスルーなんでしょうか？？てっきり超進化以降は次作に持ち越しかと思いましたよ？なのにいきなり究極体の敵が出てきて、それに合わせてヌルッとワーガルルモンとメタルグレイモン出てきて、あれよあれよとメタルガルルモンとウォーグレイモン。しかもヌルッと進化より先にヤマトが「オメガモンだ！」なん言うんだから、じゃあそこのシーンはしっかり…やらないんかい！！！！ガッカリだわ。デジモンの進化の演出でしか得られないカタルシスがあることを制作はわかっていないんだと思う。
色々と言ってしまったが、90分と言う時間で見れたのはある。でも内容を濃くしてくれるならもっと長くても見れるよ。
成長したみんな恋路も気になるし、じょうの葛藤が描かれるのも楽しみ。これからに期待を込めます。
