ハッピーアワーの作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 164ページ目

5時間17分もある映画を観たことがない。なぜこんなにも長くなったのかは、観ればわかる。この世界に巻き込みたかったんだと思う。

この作品で素人の4人の女性たちはロカルノ国際映画祭で最優秀女優賞を受賞…

人智を越えたことか、自明で容易いことか。

共感の輪が崩れると、不安と好奇心がやってきて「もし自分がその立場なら」と劇中人物と一緒に彷徨い歩き、その後に登場する新しい選択肢に救われ、再び共感の輪を組…

全員セリフが棒読みなのに、不自然じゃない！四人の関係性も、それぞれの家族のあり方も、それ以外のキャラクターも、ちゃんと血が通ってる。鵜飼兄弟のギリ微妙な実在感も逆にリアリティに貢献してる。ただ、純の…

5時間超もあるが、飽きることはほとんどなかった。普通の映画なら30秒くらいで済ます場面を、5分、10分かけて時間を贅沢に使って描いている。打ち上げのシーンが多いが、時間をたっぷり使って丁寧に描くこと…

5時間以上にも及ぶ上映時間と、チケット代に少々腰が引けつつも、直感的に見なければと感じて。結果、見てよかった。しあわせな時間だった。退屈に感じそうな飲み会のシーンや朗読会のシーンなども、不思議と退屈…

いってしまえば、
時間を飛ばす、余分をなくす、が映画の極意というか、いい点というか。
そのはずなのに、この映画では、無駄を見せ切ることにより、視聴者をその場の一人とさせている気がする。
役者がこの…

こんな長い映画は初めて見たけど全然苦じゃなかった。
話すことで伝わることもあるけどそれは違う気がするから話さない。話さないでも私の気持ちを汲んで欲しい。などなどなど、、、現代人のメランコリーと女の面…

一言で表すと「コミュニケーションの悲劇」だ。
タイトルは上映時間も含んでの皮肉だと思う。

序盤の内はコミュニケーションの素晴らしさを描いているように見えるが、後半になるにつれ、それが真逆に作用する…