5時間以上にも及ぶ上映時間と、チケット代に少々腰が引けつつも、直感的に見なければと感じて。結果、見てよかった。しあわせな時間だった。退屈に感じそうな飲み会のシーンや朗読会のシーンなども、不思議と退屈には感じなかった。映画と感じさせないリアリティに引き込まれていたのかもしれない。私は結婚も離婚もまだ経験してはいないけれど、ひとりひとりのキャラクターにとても共感できるところがあって、でもすべてに共感できる訳ではなくて。映画の時間を通じて４人の友だちになったような感覚を味わえた。友だちだからってすべてを話せるわけじゃない。けど誰かに聞いてほしい、わかってほしい。そんな気持ちみんな抱えながら生きているのかな。そう思うとなんだか少し救われる気がする。
