Shaw

ハッピーアワーのShawのレビュー・感想・評価

ハッピーアワー(2015年製作の映画)
3.6
5時間半の末に感じたのは「無」。とはいっても虚無だとか、虚な感じとか、そういうことではなくこの映画の内容に関してほぼ何も感じることがなかった。なかなか珍しいことだ。

嫌いではない。しかしまずなぜだかあまり集中出来なかった。映像にあまり面白みがないことを含め、技術的にも発展途上であることは明らか。とまあ技術面の指摘はまあ野暮なものとしても...

その時々で、あ、いいな、と感じるシーンはあり、サークル後の打ち上げでの会話には思わず引き込まれた。けれども始めから「書かれた会話だな」という感覚は抜けきらなかった。

長回し映画で、その内容よりも撮影の裏側に気がいってしまうそれと似ているかもしれない。内容は入ってきてはいるが、もう一つ何か自分を没入させる要素が抜けている。何だかすごい微妙な感覚。難しい...
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