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ハッピーアワーのinunonamaeのレビュー・感想・評価

ハッピーアワー(2015年製作の映画)
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始めは、友人間や家族間での距離感がみんなぎこちない気がして、絶妙な距離感だなと思っていました。みんなそんなに演技経験はないのかな。そう見せていたのかな。各々の現実と重なるところを含めて作っているのかな、それっておもしろいな。と思いました。

それぞれの人物に感情移入もしないし、愛着は湧かなかったけど、変な人たちだなぁ、人って変だなぁ、おもしろいなぁと。

のぞいている感じで見ていたと思います。実際にここに関わりたくはないんだけど、でも外から見たら似たようなもんなのかなぁとも思いました。

人との理不尽とか親子間の思わぬ残酷さとか、いろんなものが詰まっていました。

なんだか、大人…でも、大人なようで大人じゃない。なんだろうね。

終わりに近づくと、だんだん彼女ら、彼らがどんな人物なのかもっと知りたくなった。

直接全部見せずに、会話でなんとなく展開がわかったり、見せていた日常が会話だけで見えたりするのが好きでした。
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