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わたしはマララのcamusonのレビュー・感想・評価

わたしはマララ(2015年製作の映画)
3.7
原題は「He Named Me Malala」
原作と言える「わたしはマララ」を読み終わり、
色々調べていたら、ドキュメンタリ映画があることを知ったので、
早速借りてみました。

やはり、映像の力は大きいですね。
文字を読むことで何となく想像していた世界が、
明瞭な色と形をもって再現され、
読解力の答え合わせをしているような気分になりました。
ああなるほどという細かい発見が多くありましたが、
想像から大きく外れるようなことはありませんでした。

原作はややもすると冗長で、
読み疲れてしまうところがあったのですが、
本作では原作で描かれた出来事がコンパクトにまとめられつつ、
原作では描かれていない、バーミンガムに移ってからの活動や、
インタビューが挟まり、マララおよび家族の人となりを
身近に感じることができます。

実写映像が存在しない過去の風景を描写するのに、
絵画ティックなアニメーションを織りこんだのは、
ドキュメンタリーでは珍しく斬新で、成功していると思いました。
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