【ペットを大切にしてますか?】
ユニバーサルスタジオとミニオンズのスタッフが送る笑いと感動と絆の物語。
家族が留守にしている間、ペット達は一体どんな1日を過ごしているんだろう?
ケイティに拾われた小型犬マックス。2人は仲良く暮らしていたが、ある日ケイティはデュークという大型犬を保健所からもらってくる。
マックスはデュークにケイティを取られた気がして2匹は喧嘩を始めるのだが…
思えば今年は『ズートピア』が流行り、『ファインディングドリー』も絶賛公開中で、もはや動物の3Dアニメーションにも飽きがくるのではないかというこのタイミングで投下してきた本作。
なるほど。そっちに来たか。
てっきり日常のほのぼのムービーになるかと思いきや、感覚的にはトイストーリーのように思わぬ展開で家を離れることになってしまうというドタバタハラハラの王道パターンでした。
ま、それもそうか。
特記事項とすれば、やはりキャラの個性がしっかりと作られていて、みていて飽きない所です。
しっかり者、うっかり者、なんも考えてない者、何かを企んでるもの。
色んな個性があって、動物達の世界に紛れ込んだらきっとこうなるのでしょう!
また、身近なペットになりそうな動物をチョイスしてるので、その動きに
(´-`).。oO(あーうちの〇〇もその動きするわ〜
と思う人も多そうです。
そして、そういう日常的な光景にもれなくくすりとさせられること間違いなし!!
ただ、私的に気に入らなかった点としては、さすがに動物の動きを超えている行動に出ること。
例えば、車を運転したり、人間の格好になってベビーカーを引いてみたり…
でもよく考えてみれば、車の運転もベビーカーも『ズートピア』でやってるし『ファインディングドリー』でも似たようなことしてて、他の動物映画でもやってるわwってなったので良しとしました。←えw
劇中では面白いシーンが注目の動画再生としてYouTubeのように流されるシーンがあったり、最近のトレンドにも触れていて◎
またあるキャラが『最近はブルックリンが人気だ』と言うシーンがあり、それは映画の『ブルックリン』ことを指してるのかなとか余計な勘ぐりもしちゃいました。
総評として、まだ『ファインディングドリー』みてないので、なんとも言えませんが、『ズートピア』には劣る印象。
もう少し感動方面に振り切ってくれた方が、他の映画と差別化が図れた気もします。
また、題材的にメッセージ性が出にくいのも痛かった。
人間に捨てられた動物達が沢山出てきて、ペットを捨てるなっていうのを仮にテーマに包含してるのだとしても、この映画からはそれは伝わりにくい気がする。
強いて突出してる点をあげればディズニーと違ってブラックな笑いが含まれている点でしょうか。
といってもNew Yorkの夜景や、ペットの毛並み感などは素晴らしく、見る価値が全くないわけでもありません。
本当に沢山の動物が出てくるので、自分の好みのキャラクターを見つけてみるのもアリでしょう。
個人的にはヒール役のスノーボールとかいうちっこいうさぎが好きでした。あざとい。
※この映画は冒頭はケイティしか人間が出てこなくて、他の人は足とかしか見せないんだけど、最後でそれぞれの飼い主の顔もみせるという動物目線で楽しめるようになっている。
冒険から帰ってきたペット達はどんな気持ちで家族にあったんだろう?
ペットを飼ってる人は見たあとに優しく抱きしめたくなる映画。
(追記)
以降ネタバレあり
ただ、スノーボールはもらわれたけど、地下の仲間はどーなるんw
放置ですか笑?
2016.7.21
試写会にて