大道幸之丞

スパイダーマン:ホームカミングの大道幸之丞のネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

本作は『アベンジャーズ』のドロップアウト的な位置づけにされている。

フォーマットは完成されてしまっている感じで、以後の2作も同じ監督によるもの。スパイダーマンは作品ごとのつながりはなくなり、制作会社を監督が変わるタイミングで「リブート作品」と呼ばれ、毎回新作となる。

——アベンジャーズでの戦いに高揚してしまったピーターが近隣の些細な事件にはモチベーションが上がらなくなっている。ピーターの活躍を評価したアイアンマンのトニー・スタークは特製のスパイダーマンスーツをピーターに贈っているが、くだらないことばかりしている姿に呆れスーツを取り上げてしまう。しかしその後の活躍でもっと良いスーツをもらえる。

——最愛の彼女リズの父親がバルチャーであったりベタではあるものストーリーテリングがこなれており、「すんげえ面白い」域ではないが「スパイダーマンブランド」を毀損するような内容ではないのがすごいと思う。

これを観ると当然のようにファー・フロム・ホームもノー・ウェイ・ホームも自動的に観てしまう。サブスクでよかったと思う。