TEL

スパイダーマン:ホームカミングのTELのレビュー・感想・評価

2.4
<シビル・ウォーを観た後に観るべき作品>

また新しいスパイダーマンの物語?アメイジング・スパイダーマンは何?という良くわからない印象のまま観ました。で、感想を率直に言うと「こんなもんか」という感じ。

トニー・スターク(アイアンマン)に見出され、スパイダーマンとしていろんな事件に首を突っ込むんだけど、多少それが行き過ぎてしまいトニーから控えるように言われてしまいます。

でも、変な少年の正義心もあるせいか、空気の読めない友達も相まって無防備にも大きな事件に手を突っ込みアイアンマンに尻拭いされるというダメダメなところも見えてきます。ただ、最後にはやっぱり高い能力を評価され…という王道のストーリー。

また、スパイダーマンのハイスクールの友達たちも個性的だしかわいい。ゼンデイヤが演じるミシェルは無愛想だけどなんか可愛いし(そもそも私がゼンデイヤ好き)、駄目な友人ネッドもすごくいい演技してると思う。これでもっとストーリーが面白ければ、、、と思っちゃいました。

でも、やっぱりMARVEL作品は他の作品観てないと楽しめないですね。アベンジャーズで描かれたニューヨークでの戦闘の後処理を請け負った会社の社長が、トニー(アイアンマン)と政府が合同で作った機関に仕事を奪われて恨みを持って…という今回の映画の「動機」も「アベンジャーズ」を観てないとわからないし、ハイテクな武器の出処も良くわからない。

と言った感じで、作品としてはそこそこ面白いけど、身勝手な若さゆえの過ちや親友のバカさ加減など、こういう描写が好みでない人は観ないことをオススメします。
TEL

TEL