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ボヤージュのkuuのレビュー・感想・評価

ボヤージュ(2013年製作の映画)
3.0
『ボヤージュ』
原題遊 Voyage.
映倫区分R18+.
製作年2013年。上映は2015年。
上映時間100分。

過激でアーティスティックな作風でセクシュアルマイノリティの世界を描き続けてきた中国の鬼才スカッドの監督の香港製作品っす。
長期にわたって鬱で苦しんだちゅうスカッド監督自身の体験をもとに、鬱や自殺といったテーマに真正面から切り込んだ。
外洋を進むひとりの男。
精神科医である彼は自らも鬱に悩まされながら旅を続け、死についての出来事をノートに記録していた。
モンゴル、
マレーシア、
オーストラリア、
ドイツ、
オランダ、
香港と、各地で早すぎる死を迎えた人々の物語を追ううちに、男は人生の皮肉に気づかされていく。

色んな国で撮影された本作品は、監督にとって初めて部分的にアジア以外で製作された作品だそうで、ほとんどが英語で撮影されたものでした。
香港社会で伝統的にタブーとされてきたいくつかのテーマを、異例のほどオープンで慣習にとらわれない方法で追求しており、いくつかのシーンでは男性の全裸でしたが、アマプラでの視聴にはボカシが入ってます。
芸術作品と呼んだらいいのかな。
あまり台詞がありませんが、演技がすべてを語ってます。
とても深い生と死、それから死後の世界、加え自殺について解釈してます。5~6つのストーリーがあり各々国をかえて撮影されたそうです。
モンゴルの話は暗くて、これらの話はどこかでつながっているような気がしましたね。
正直、今作品を理解するのはとても難しいです。
わかったきになれば楽なんですが、またいつか見直して理解できたら自分の成長を感じれるんかなぁと。
kuu

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