omg!S

疑惑のチャンピオンのomg!Sのレビュー・感想・評価

疑惑のチャンピオン(2015年製作の映画)
2.0
期待はずれ。以下がその理由。
・ツールはランス登場前から薬物疑惑に塗れていた。マルコパンターニも自殺する前にドーピングが蔓延していることを訴えていた。映画では、薬物問題はあった、とちょろっと触れてはいるものの、ランスだけの不正が描かれ、ランスがいなくなって不正がなくなったかのような描き方。実際にはそんなシンプルではなく、この後さらに大きなドーピングスキャンダルが起きた。最後に出てきたコンタドールの。コンタドールはクロなの?シロなの?憎いランスの化けの皮さえはいでしまえばそれにはこの記者は興味はないの?
・ランスのドーピング手法はわかったが、他のチームのドーピングとはなにがどう違ったのかが描かれない。みんなドーピングしていてその中で7連覇、なにが違った?
・ポポヴィッチがいない。ランスとドーピングといえばポポヴィッチでしょう。
・正直サイクルロードレースファンはランスが邪悪なことくらいみんな知っている(この記者によって暴かれたからではなく、リブストロングとかやってた頃から)のでイメージよりもかわいらしい、チッチャイ悪役像でなんだかな〜という感じ
本当はこんなレベルじゃなくクレイジーだよね?という期待感がありました。実在のエキセントリックな人物の描写は難しい。
omg!S

omg!S