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ラームが村にやってくるのBaadのレビュー・感想・評価

ラームが村にやってくる(2013年製作の映画)
4.0
IFFJ2014にて大阪シネ・ヌーヴォで鑑賞。

上映中、学生と思しき若い男性が、「この映画良いやつや!」という意味の声を思わずあげるハプニングがあるなど、今時(すでに7年になろうとしてますが)珍しい直球のラブストーリーでとても面白かったです。

音楽もいいし、テーマソングもいいし、ソングシーンも可愛いし、シュルティは美人だし、ソーヌーさんは珍しく性格に合ったいい人役がハマっているし、とても好きなんですが、インドではあんまりヒットしなかったみたい。

私はソングシーンが好きで、結構繰り返しYoutubeで見ていました。

優等生の美人学生に一目惚れした大金持ちのボンが、男手一つで農業を営み妹を育てたその学生の兄に認めてもらうべく、身を粉にして農作業に励むという物語。

大スター、サルマン・カーンのデビュー作”Main Ne Pyar Kiya"のリメイクと思われます。(こちらでは、兄ではなく、父に誠意を示します。)

主演俳優はインドの大手音楽配給会社の御曹司でそのデビュー作、相手役はテルグの大スター、カマル・ハーサンの娘のシュルティ・ハーサン、兄は『カンフー・ヨガ』の主演の一人、ソーヌー・スードさんと豪華キャスト。

唯一の難点は主演俳優、演技はそこそここなしているんだけれど、ルックス的はどう見ても主演は無理。それを補うオーラも無い。

未だに、俳優しているらしいのですが、特にヒット作もなく出演作も少ない。これでいいのか…

でも、映画には罪はないし、好きな映画であることには変わりありません。

そういえば、これ、監督が振付師のプラブー・デーヴァですね。彼の映画、どれも面白いんですが、どうもボリウッドでは一段下に見られているみたい。

勿体無い話ではあります。

(2021/2/21記)
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