ポスターの、「いいねのために生きている」なんて嘘。そんな話じゃない。
物語自体、snsの害悪を風刺しているように思えるけど、そんな簡単な薄っぺらい話じゃないと思った。
「何が善くて、何が悪いのか」っていうのは、はっきりすることって本当にごく1部で、「善い」と思ってやってることが、本当に善いのか、実際の所分からない。
主人公は、本気で世界を変えよう、善くしようとしていた。それ自体、最後まで変わらない意志がある。だから、「どうやるか」が大切なんだ。
「〜をしてあげる」、「これは悪いことだ」と、一概に決めつけて、何も考えずに行動に移すのは危険だ。
その方法をしっかり吟味して、「それをやったらどうなるか」、未来を見据える必要がある。それはsns時代だけのことじゃないけど、snsで、行動がとても簡単になっただけのこと。もっと頭を使おうよ。と叫んでる映画だった。
わかりやすいし、sf感もあって、面白くって、ちょっと考えさせられる映画だった。
ポスターに惑わされて観ないのはもったいない。
