乾燥し澄み切った空気のアタカマ砂漠では星に手が届く。そのため天文学者が集まってくる。光が我々の目に届くまでにはわずかながらも時間差があり、過去からの光が現在を照らし出す。
ピノチェトの独裁政権下では…
天文学において遠くを観るということは、より遠い過去を知るという事だ。その意味で遠くまで観る事が出来る土地は貴重な場所なのだ。そして空気が乾燥して高地にあるということで天体観測に適した南米のチリには天…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
舞台はチリ・アタカマ砂漠。天文観測拠点として使われている。
イメージを連ねていく手際が絶妙。
土地の記憶を通して過去が交差してゆく。ビッグバンによりカルシウムによる数多の惑星が生まれた。そして、人…
独裁政権で犠牲になった人々の遺族は、恋人や兄弟、両親の遺骨を探しに砂漠へ
天文学者は宇宙の根源、光を追い求め砂漠へ。
「過去」を求めるという同じ目的を持った人々のドキュンメタリー。
世界の国々の歴…
(c) Atacama Productions (Francia) Blinker Filmproducktion y WDR (Alemania), Cronomedia (Chile) 2010