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光のノスタルジアの熱湯のレビュー・感想・評価

光のノスタルジア(2010年製作の映画)
4.0
アタカマ砂漠に行けば、星に手が届く。
星が綺麗な場所に行きたい。パソコンカタカタしてる場合じゃないね。

てかあまりにおもろすぎる。
U-NEXT、万歳。

方位磁石も機能せず、からからの不毛地帯。そこには迫害をうけた先住民や、ピノチェト軍事政権時代の虐殺死体が放置されている。時が止まったこの場所は、見たくないものから目を背けることも出来てしまう。
強制収容所での天文学の話は作りものみたいだった。いい意味で。そうなんだよ事実は小説より奇なり。

スペクトルの観察につなげて「ビッグバン直後にカルシウムは発生した」との話が入れられてるのが良い。
そうか人は空から来たのか。あの星々はチリに起きたすべてを見つめていたのか。

どうも詩的になっちまうな。





アジェンデはクーデターにより失脚・死亡した。軍に包囲されながらもラジオ放送にて行なった演説はあまりにも有名。最後まで国民に抵抗を促すことはなかったとのこと。
そしていま調べたらカストロから贈られた銃で自殺した、とのチリ政府の公式見解が出てるらしい。本当?そこまでいくとカッコ良すぎてフィクションとしか思えないのだが全て現実なのだ…
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