たろ

光のノスタルジアのたろのレビュー・感想・評価

光のノスタルジア(2010年製作の映画)
4.5
スクリーンセーバーか?って感じの美しく広大なアカマタ砂漠と、その星空の映像が続く。
天文学のドキュメンタリーかと思って見ていたら、強制収容所で殺された家族の骨を探す遺族達の話を交えてくる。

天文学者と骨を探す女性達。
膨大な空間から過去の点を探すという共通点があるけど、同じ地にいながらそれぞれが探す過去のベクトルがあまりに対極で...。

この映画の伝えたかったことってなんとも筆舌しがたいんだけど、観るとそれを感じれる良い映画だった。
その地で働く天文学者の、独特だけど納得なモノの見方とゆうか、哲学的に出来上がった価値観もとても興味深かった。
たろ

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