噛む力がまるでない

荒武者キートン/キートンの激流危機一髪!の噛む力がまるでないのレビュー・感想・評価

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 弁士付きで鑑賞しました。キートンの端正な顔立ちはいつ見ても惚れ惚れします。
 前半は当時の汽車を使いコミカルに、中盤は「Our Hospitality」の設定を活かしたコメディで、後半はアクションで観客を釘付けに。そしてラストはドラマの感情をそっと立ち上げて落とす。メリハリのきいた構成が見事でとても面白かったです。

 ヒロインのスタントの一部をキートンの妹さんが担当されたという弁士さんの上映後の解説が、かつての日曜洋画劇場での淀川長治解説を見ているようでお得な気分でした。