こゆ

北京ファミリーへようこそのこゆのレビュー・感想・評価

北京ファミリーへようこそ(2014年製作の映画)
3.9
*運営様、タイトル追加ありがとうございます!

北京に住む共働き家庭を描いた映画。
ある家庭にコロンビアからやってきた若い女性がホームステイ?することで、中国文化の良さや改善点・現代ならではの悩みが浮き彫りになっていきます。

特に、母親は「子供を理想的な環境で育てたい!外国に移住したい」父親は「家族揃って暮らすのが一番やろ!」と意見が別れるシーン。
今の中国そのものを映し出してるな〜と。
中国では子供が自分の命で人生の延長とも考えられてるし、一人っ子政策のお陰もあって、過保護になってしまうことも少なくない…。
子供の可能性を一番愛している親が潰しているのでは…というなんとも皮肉な話。
中国に限らず誰もがこうなる可能性があるってこと…子供を信じて親も一緒に成長していかないといけないよと言われた気がしました。

監督の陳剛さん。中国中央戯劇学院の教授です。日本の劇団四季で勉強したのち中国では次世代の俳優育成に力を入れてます。
あまり情報がないですが、宮廷の諍い女を見た方は、きっと張暁龍老師が出てきたことに驚きます!あと雍正帝役の人も!

見る人が見れば、楽しめる映画です!
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