MikiMickle

ゾンビマックス!怒りのデス・ゾンビのMikiMickleのレビュー・感想・評価

4.0
ある日、謎の隕石群が地球におち、世の中の大半の人がゾンビになってしまう 。どうやら空気感染もするようである。
何故か感染を免れたバリー。ゾンビ化した妻子を殺さざるおえなくなり、自暴自棄になって自 殺しようとしている。その後出会ったベニーもまた兄弟を失った所だった。
トラックで逃げるも、何故か車が止まり、二人はガレージに立て籠るフランクとケリーに匿ってもらう事に。
しかし彼らの車も動かない。ガソリンがただの液体化しているのだ‼
が、ひょんな事から、ゾンビの血が可燃性で燃料になる事に気づき…
ピックアップトラックをゾンビ仕様の鋼鉄車に改造し、鋼鉄ホッケーマスクに身を包み、
バリーの妹ブルックの救出へと向かう‼

一方、ブルックは、軍隊に捕らえられ、マッドドクターにゾンビの血を注射され、実験台となっていた…


オープニング、いきなりゾンビvs手作り武装から始まるから興奮しちゃう♪
ドクロメイクのゾンビさんも出てくるし♪

ゾンビが走ったり歩いたり、なんなの?‼設定甘い‼と思っていたら、ちゃんと理由がありました‼
日が暮れると走る‼昼は燃料を溜め込んでるんだとか…
そうやって、どんどんと新たな事実が明らかになるのです♪

そしてこの邦題‼確かにマッドマックス プラス ゾンビ‼

人間輸血袋ならぬゾンビ燃料袋‼荷台に乗せたゾンビの血をポンプで出しながら車を走らせるという、すごい発想‼
軍のトラックは電気で走っている事を映像で説明していて、丁寧‼

この映画、なんと、『マッドマックス 怒りのデスロード』よりも前に作られたそうで、そのアイデアを真似したわけではないって所がすごい‼
なんて事でしょう…ゾンビにこんな価値を見いだすなんて… ついにゾンビが存在価値を得ましたよ‼‼

鋼鉄マスクや改造車も『マッドマックス』や『ドーン・オブ・ザ・デッド』っぽい‼ そしてかっこいい♪それらや武器は、倉庫にある道具たちでじぶんたちで作るのです‼倉庫にはなんでもあるのです‼ 戦う日曜大工のおじさんズ‼ 素敵♪

この監督たちも、この映画を作るために仕事を辞めて、小道具を自らの手で作ったそうです‼クオリティー、とっても高い‼とても低予算の手作りには思えない‼ ゾンビの造形も安っぽくないし、流血シーンもCGに頼りっぱなしとかでは全然ないし。
素晴らしい映画愛!素晴らしいゾンビ愛!

怒りと悲しみのバリーさんや、ちょっとコミカルな感じのアボリジニのベニーさんも良いし、
音楽にあわせてダンスしながら注射するマッドドクターも気持ち悪くて良い‼

そして、なんと言っても、ブルック‼ 気が強くてかっこいい女性なんだけど、ゾンビ血液注射のせいで、すご~い能力が備わっちゃう‼‼ これは観てのお楽しみっ♪
この設定は、ブードゥー系ゾンビ以外ではなかなかないと思う‼
つけられていたマスク外した時の、体内に入れられていた大量の管のゲロゲロ、面白かったー

ストーリー展開もスピーディーだし、ゾンビ燃料カーも早いし、とても二晩の事とはおもえないほどの盛りだくさん‼ノロノロゾンビ(歩きながらの追いかけっこ、笑えるw)も走るゾンビも楽しめるし、
切なさもアクションもあるし、笑えるシーンも結構あって楽しい♪
ちゃんと伏線も回収してるし。
B級好き、ゾンビ好きにはたまらない面白さ♪
MikiMickle

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