中村義洋監督 殿、利息でござる
重税により苦しい生活を強いられる民衆。
あまりの苦しさに破産や夜逃げが相次ぎます。
そんな生活を一変しようと立ち上がった一向は、藩に大金を貸し付けて利息を巻き上げようと策略します。
百姓が搾取される側から搾取する側に回る画期的な一大プロジェクトの発足です。
お役人にバレたら即刻、打首(死刑)
必要な軍資金は千両、現在で言う3億円を水面下で集める前代未聞の頭脳戦の幕開けが今ーー!
映画の始まりは一見重そうと感じますが
起点を効かせた妙案とバカの紙一重!
予想外の展開が所々にあり飽きません。
コメディにも強い個性的な俳優陣で固められているので見ていて安心感があります。
コメディ作品ですが、感動的でとても良い話なのであえてコメディじゃなくてもよかったのでは?と言う声もあるようです。(歴史が好きな方は特にそうなのかも…)
私は時代劇ものに抵抗がある方も気軽に見れるような入り口になると思うのでコメディテイストは全然ありだと思います。
学校の勉強では知らなかった歴史にも楽しんで触れる機会ができることが本当に素晴らしく有意義であると感じます。
歴史物、時代劇もの、だからと言ってあまり難しくはないので
暇つぶしに流し見して温かい気持ちになれたしラッキー感覚で見ることをおすすめします。
オマケ
『人徳で逃げ切る…!』
という極めて珍しい演出の逃亡劇、、必見です。