フライ

殿、利息でござる!のフライのレビュー・感想・評価

殿、利息でござる!(2016年製作の映画)
4.0
貧乏宿場と圧政に苦しむ人達の奇想天外なアイデアと、ストーリーの面白さと、素敵な感動の実話。
コメディー作品でも無いにも関わらず笑える内容は錚々たる演技派キャストの熱い演技も有りとても楽しめた。はしばしのシュール過ぎるセリフは、思わずほくそ笑んでしまう面白さに、かなり重い内容ですら笑ってしまった。まさかの羽生結弦出演は驚いたと共に色々な意味でナイスなキャスティングに心温まるものが。
1766年仙台藩の圧政による重税と酷い負担金に苦しむ宿場の人達が、藩に金を貸してその利息で宿場を救うと言う一歩間違えたら殺されかねないアイデアで乗り切ろうとする面白ストーリーは、かなり重苦しい内容にも関わらずかなり笑えたし面白かった。更に色々なエピソードが素敵過ぎて終盤は感動の嵐に胸が締め付けられる思いが。
日本人の心意気がこの作品の中にある様な素晴らしさを感じたが、何時までも続いて欲しいと思えたと同時に、既に消えつつあるのではと思える寂しさも…。
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