ミシェルフランコ監督はニューオーダーで知り、結構好きな作品でした。心に深く根付く様な作品が多いみたいなので、今作をとりあえず鑑賞してみました。
ニューオーダーと変わらず、インパクトは凄かったです。自宅介護士を描いた作品。
主人公は、悪く言えば過干渉。よく言えば仕事熱心な男で、請負う患者さんは、既に手遅れだと言われている患者さん。だからこそ、過干渉になってしまう性格には感情移入させられてしまいます。いつも死と隣り合わせだというのが精神的にやられてしまう原因。
割り切れればいいのだけど、生活の一部になることで割り切れなくなってきて、家族以上に接待してしまったり。心優しい男なんだなって。
それも写し方が上手いです。フレームワークにより、写し方が映画っぽくなくて、日常を垣間見てるような。固定カメラが多いのと、音楽が無いので、めちゃくちゃリアルです。
私自身も数年前に親を亡くしたりしたこともあり、介護の仕方だったりも全く同じな感じがして色々思い出させられたりして。
見方によると思いますが個人的にはいい作品だと思いましたね。オチも人それぞれの捉え方次第だと思います。私はあれで正解だと思いますし。笑
