eigajikou

ぼくのいる街のeigajikouのレビュー・感想・評価

ぼくのいる街(1989年製作の映画)
4.0
岩波ホール「戦後70年特別企画 戦争レクイエム 黒木和雄監督 4作品+α」で鑑賞。+αが本作。
語りが荻野目慶子だった。
現代の銀座に蘇った戦争中空襲で亡くなった少年。
1989年の制作なので本作を見た2015年からは20年以上経っていた。でも現代パートの銀座は自分が知っている今の銀座や有楽町とあまり変わらない感じがしたのに、インサートされた戦争中に空襲を受けた銀座の写真は衝撃的だった。
本作は劇場未公開作品の短編ということで初めての劇場公開で見ることができた。銀座という華やかな街も戦争では爆弾で破壊されて子どもを含む市民が犠牲になった。とても印象に残っている作品。しっかりアーカイブされてほしい。
シリアやウクライナで今現在も進行している戦争で破壊された街を
見る衝撃に近かったように思う。
eigajikou

eigajikou